【受験】現役塾講師の理系国立教育大生が教える高校化学 〜理論化学編〜

大学受験や化学のテストで一番難しいと感じるのが特に理論化学と呼ばれる計算の範囲だと思います。

ライターが実際にやっていた、受験勉強中塾には通わずずっとカラオケに行っていても現役で大学合格できるような勉強方法や考え方を紹介していきたいと思います。

高校までの勉強はキーワードさえつかめばすぐに解けるようになるので気軽に見ていってもらえると幸いです。

相対質量

まずは相対質量というものについて解説していきたいと思います。

身の回りにある水や空気などは原子や分子が集まってできているものです。

その大きさはとっても小さく、質量もとても小さいんですよね

そうなるとどうなってしまうかというと計算がとってもめんどくさくなるんですね

なので計算を楽にしたいという人たちの意見を取り入れて、

炭素原子Cの質量を12として他の原子の質量を比を用いて計算することにしました

この考え方を相対質量と呼びます。

基本的にかく原子の質量は問題文に書かれているはずですので覚える必要はありません!!!

(まあ何度かやっているうちに勝手に覚えるんですけどね笑)

また原子でなく、分子の質量を聞かれた場合は場合も簡単で、

その分子を構成している原子の質量を足し合わせれば良いだけです。

これは足し算と掛け算ができればなんてことはないと思います。

例)

H2Oの化学式量はH = 1, O = 16 とすると

Hが2個とOが1個でできているので

1×2+16 = 18 と求めることができます。

どうでしょう、結構簡単ですよね

ではそのまま練習問題にいってみましょう。

練習問題

原子量を次の表の値としたとき(1)〜(3)の化学式量を求めよ。

HCNOSCl
1.012.014.016.032.135.5
  1. 二酸化炭素 CO2 2. 塩化アンモニウム NH4Cl 3. 硫酸 H2SO4

落ち着いて足し算と掛け算をすればきっと解けると思います。

解答と解説

1  CO2ですのでCが1個とOが2個あるということですね。

表を見ながら計算していくと 12×1+16×2=12+32=44

2 この問題も同様にNが1個, Hが4個. Clが1個あるので

14.0×1+1×4+35.5×1=53.5

3 最後も同じようにHが2個,Sが1個,Oが4個あるので

1×2+32.1×1+16×4=98.1

よって答えは

  1. 44 2. 53.5 3. 98.1 となります。

全部正解できましたか?

これで理論化学の計算への第一歩を踏み出せました。

次回は物質量について解説し、その後計算問題の取り組み方を解説していきたいと思います。

繰り返しになりますがキーワードさえ見つけてしまえば簡単ですので

気楽に学んでいきましょう

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